Minisforum MS-01をルーターにして使っているのですが、今まで1GbEで十分な機器との接続はUSB NICからスイッチングハブ経由で接続していました。
とはいえシンプルにハブの設置が面倒だし、USB NICもなんだかんだスペースを消費するのでなんとかしたい。
そこで2.5GBase-T 4ポートのPCIeカードを購入し、挿そうと思ったら挿さりませんでした。
ブラケットに厚みがあり、NIC基板と本体ケースの間に十分な隙間がないため、PCIeソケットと位置が合わず挿せないんですよね。

だからといって、ブラケットなしで取り付けてみたのですが、そうするとLANケーブルを挿そうとした力でNICがぐらついて抜けそうになりました。やばいですね。

そこで、固定用のパーツを3Dプリンタを使って作ることを考えます。ですが、悠長に設計している時間はありません。
というのも、このマシンはルーターに使っているものであって、メンテのために分解している最中は当然自宅のネットワークは使えないし、なんだったらこのサイトもCloudflare通しているとはいえ自宅サーバーでホスティングしているため落ちているわけです。
なので、標準のブラケットの代わりに取り付けられるいい感じのものを作る余裕はないと判断。
また、LANケーブルを頻繁に抜き挿しするような箇所でもないため、固定なしのときみたく1度LANケーブルを挿しただけで外れそうになるのは論外だけど、低頻度で発生する抜き差しに耐えられる程度に固定されていればいいと決めました。
そこで目をつけたのが、上に貼った画像の赤枠で囲った、マザーボード固定に使われているネジです。
このネジを使ってパーツを固定し、NICの基板を押さえつければ、とりあえずNICが外れることは防げそうです。あと直方体を組み合わせて穴を開けるだけで作れるので、CADの作業もすぐ終わるのがいいですね。

CADはとてもシンプルで、サイズ調整のために何度か印刷し直しましたが、小さい部品なので1個試すのに10分とかなので調整を手早く終わらせて

ネジで固定します。多少ぐらつくけど外れなくなったのでヨシ！