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add_22025年12月3日 0時43分

CQ-editor環境でもCadQuery用のライブラリを使いたい

CQ-editorの環境でもcq_warehouseとか使いたい

CQ-editorのインストール

Release Unstable · CadQuery/CQ-editor

Holds the latest of the conda constructor installers based on master. This is the cutting edge of CQ-editor and may not be stable. The MacOS ARM 64 installer has not been properly tested. Please op...

前提として、GitHubのReleaseにあるインストールスクリプトを使っていることとします。
こちらダウンロードして実行したら、デフォルトだとホームディレクトリに cq-editor というディレクトリが作られて、その中の run.sh を実行することで使えるようになります。

ライブラリの追加

CadQueryはpythonで動作するので、もちろんCQ-editorはpythonの実行環境を必要とします。
そして、上記のインストーラーを使ってCQ-editorを導入した場合は、インストール先の cq-editor ディレクトリに専用のpython環境が丸々用意されるようになっています。
なので、たとえば cq_warehouseのインストールを行いたかったら、 ~/cq-editor/bin/pip を使う形でinstallすればいいわけです。つまり

cd ~/cq-editor
./bin/pip install git+https://github.com/gumyr/cq_warehouse.git#egg=cq_warehouse

こうすればCQ-editorで使われるpython環境にpipでライブラリを追加することができます。あとは普通にpythonスクリプト内で cq_warehouse をimportして使えばいいだけです。

エディタにVSCodeを使う

CQ-editorでコードを書くエディタ部分は信じられないほど使いづらいため、基本的に自分はいつもVSCodeでpythonコードを編集し、その実行・プレビューをCQ-editorで行っています。
ただ、そのままだとVSCodeのPython LSPがCQ-editorのPython環境ではなく、普通にインストールされている通常のPython環境を参照するため、CQ-editor側に入れたライブラリとかのコード補完が効きません。
そこで、VSCodeの設定からpythonインタプリタのパスを~/cq-editor内のものに変更しておきましょう。とはいえ、PC全体でここの設定を変えちゃうとCadQueryじゃない普通のPythonコード書くときに不都合があるので、設定変更をWorkspaceに限定しておくのがいいでしょう。

おそらく .vscode/settings.json がこんな感じになるはずです

{
    "python.defaultInterpreterPath": "~/cq-editor/bin/python"
}

これでVSCode側でCQ-editorのpython環境を使ったコード補完が動くようになります。

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