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ドライブベイのサイズ・ねじ穴の位置を調べてみた

変換マウンタを3Dプリンタで作ってみようと思ったんですけど、調べてもあんまり詳しくサイズやねじ穴の位置を記載してくれてる記事がなかったのでここに残しておきます。

Contents
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サイズ・ねじ穴は規格化されている

規格が策定されているのはドライブベイ自体のサイズではなく、ドライブベイに入れるドライブ自体のサイズ・ねじ穴の位置です。

Small Form Factor Committeeによって管理されてます。

それでも今回の目的には合致しているので策定されてるドライブについて詳しく書いていきます。

実際の仕様書は以下から探すことができます。

SFF Specifications | SNIA

5.25インチ

5インチドライブと呼ばれることも多い5.25インチドライブ。CDドライブのサイズがSFF-8551で策定されてます。

ちなみに、この画像では書いてませんが、フロントパネルのサイズやボタンの厚み含むフロントパネルの厚みなども決まってます。

奥行きが202.8mmとなってますが、最近はこれよりも短い170mmくらいの光学ドライブが多く、小型ケースなどは短いものしか入らない最低限の奥行きしか確保してない場合があるので注意です。

SATAコネクタの位置とか知りたければSFF-8523を見てみるといいかも。

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3.5インチ

シャドウベイに入れる3.5インチHDDで使われるサイズですね。フロッピードライブの仕様書は見当たらなかったし、特に必要としてないので詳しく調べてません。

規格によって3段階の厚みが決まってます。

ちなみに厄介なのがねじ穴で、底面と側面で位置が違います。あと、規格に書いてあるねじ穴でも必要ないものがあるらしく、必ず必要なのが底面のSATAコネクタに近い列の2つと両側面の2つずつ。底面のあと4つのねじ穴はどちらかの列、もしくはその両方があればいいみたいです。また、メーカーによっては側面中央にねじ穴開けてるけど、それは規格に策定されてない穴なのでメーカーによって場所が違ったりするし、そもそも必要のないものらしいです。

詳しくはSFF-8301に書いてあります。

2.5インチ

主にノートPCのHDDで使われていたサイズですが、最近ではSATA SSDのほとんどがこのサイズのため、デスクトップPCでも使われるようになりました。

基本的に厚み7mmのSSDと、厚み9.5mmの大容量HDDしか見かけませんが、規格では最大18.55mmまでの9種類の厚みが決められています。しかしなんでA1 + A2 - A3みたいな面倒な書き方しているのだろうか。

とっても分かりにくいですが、SFF-8201に詳細が書いてあります。それこそ、許容誤差なんかも書いてあって、例えば横幅は69.85mmですが0.25mmまでの誤差を許容しているので横幅70mmのSSDがあっても規格の範囲内なわけです。なので、精度求める人はこの記事の画像をあまりあてにしない方がいいかも。

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雑談

今まで考えたこともなかったし、全然気づかなかったんですけど、5.25インチドライブの横幅は5.75インチ、3.5インチドライブの横幅は4インチ、2.5インチドライブの横幅は2.75インチと、微妙に名前と横幅の長さが違います。他に長さの合う場所とかもありません。

これはなぜかというと、実際のサイズではなくフロッピーディスクの大きさをもとに名前が付けられたからだそう。つまり、5.25インチのフロッピーが入る大きさだから5.25インチドライブと名付けられたって感じ。てっきり今までドライブのサイズのことかと思ってた。

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