Raspberry PiでKVMを動かす (旧版)
※ 2021/2/14 追記
この記事を書いた時から状況が色々と状況が変わっているので、書き直しました
以前にRaspberry PiでKVMを動かす記事を書いたのですが、その頃から色々と状況が変わっているので書き直しました。Contents対応ハードウェアカーネルの対応状況QEMUのインストール仮想マ...
とりあえずRaspberry Pi上でデスクトップ環境のあるArch Linuxが欲しかったので スポンサーリンク Arch Linuxのインストール SDカードの扱えるLinuxマシンが必要です。 ...
この記事でRaspberry PiにArch Linuxを入れましたが、aarch64のArch Linuxでは仮想化支援機能が有効化されたLinuxカーネルが使用されているので、Qemuを入れればKVMが使えます。
なので、ちょっとRaspberry Piで仮想マシン動かしてみましょう。
Qemuのインストール
$ pacman -S qemu
でインストールできます。
仮想マシンの起動
ここを参考にUbuntu Serverでも起動してみましょう。
と言っても上記のサイトをほぼそのままで、違いといえば
- http://cloud-images.ubuntu.com/からUbuntu 18.04のbionic-server-cloudimg-arm64.imgをダウンロードして利用したこと
- qemu起動コマンドを以下に変更したこと
qemu-system-aarch64 -m 512 -cpu host -nographic -machine virt \
-kernel vmlinuz-4.15.0-51-generic \
-append 'root=/dev/vda1 rw rootwait mem=512M console=ttyS0 \
console=ttyAMA0,38400n8 init=/usr/lib/cloud-init/uncloud-init \
ds=nocloud ubuntu-pass=upass' \
-drive if=none,id=image,file=bionic-server-cloudimg-arm64.img \
-initrd initrd.img-4.15.0-51-generic \
-device virtio-blk-device,drive=image \
-netdev user,id=user0 \
-device virtio-net-device,netdev=user0 \
-monitor telnet:localhost:10025,server,nowait \
-enable-kvm
このくらいです。
KVMがオフの場合と比べて体感で分かるレベルで速度が違います。
こんな小さなコンピュータでVMが動くとなるとサーバー利用での夢が色々広がります。
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