Ideal Reality

パソコンのある生活を良くするためのサイト

Mac OS Xを振り返る その2

以下の前回記事の続きになります。

Mac OS Xを振り返る その1

WWDC2020でmacOS Big Surが発表され、20年ぶりにメジャーバージョンが更新され11になりました。これを機に、ちょっと歴代のMac OS Xを振り返ってみたいと思います。Content...

今回はOS X 10.10 Yosemite以降を見ていきます。正直、10.9のMavericks以前のデザインの方が好きだったので、不満の出ることが多いですが、それでもよろしければどうぞ。

スクリーンショットの画像をクリックすると追加の説明が表示されます。

Contents
スポンサーリンク

OS X (10.10 ~)

OS X 10.10 Yosemite

2014年10月リリース。デザインが大幅に変わったバージョンになります。名前の由来はヨセミテ国立公園から。スキューモーフィックデザインからフラットデザインに、ブラッシュメタルデザインもなくなりぼかし処理が多く利用されるようになりました。

iOSとの連携が強化され、HandoffやInstant Hotspotが使えたり、iPhoneの着信をMacで取れるようになったのはこのバージョンから。AirDropも以前まではMac同士かiOS同士でしかやり取りできなかったのが、MacとiOSでの利用もできるようになりました。

そういう感じで新機能は便利なものがたくさん追加されたのですが、デザインがヤバいんですよ。ダサくなったばかりか、ぼかし効果を多用したせいで動作はもっさりに。個人的には過去最悪のバージョンであり、当時メインのMacbook Proのアップデートを控えた覚えがあります。

iOS 7の流れからOS Xのデザインもこうなることは予想していましたが、それでもWWDCでYosemiteのデザインを最初に見たときは心底がっかりしましたね。Yosemiteのデザインは現在のCatalinaまでほとんど変わってませんが、今でも以前のデザインの方が良かったし、戻して欲しいと思っています。

OS X 10.11 El Capitan

2015年9月リリース。名前の由来はヨセミテ国立公園にある岩の名前から。新機能は多くありませんが、デザインの一部改良とパフォーマンスの改善が図られました。

相変わらずGUIにはぼかし効果が多用されていますが、レンダリングにMetalが利用されることでパフォーマンスが向上。古いハードウェアではあまり効果ないですけど、それでも最新のMacbookがもたつくような事は少なくなりました。

システムフォントはSan Franciscoに。AppleがApple Watchのために作った小さい画面に表示しても読みやすいフォントです。Yosemiteで利用されたHelveticaフォントって無難ではあるんですけど、セリフの名残みたいな装飾がついてて少し野暮ったい感じがするんですよね。その点、San FranciscoはArialとHelveticaのそれぞれ良い部分をとった感じでいいと思ってます。

あと、とても良かったのが日本語のライブ変換。スペースを押さなくても漢字変換を行なってくれる機能で、精度はそこまで良くないのですが、違う漢字に変換されてしまっても従来どおりにスペース押せばいいだけなので、とてもスムーズに日本語が入力できるようになりました。それこそWindowsで長文打ちたくなくなるくらいには。

ちなみにEl Capitanからrootlessという機能が追加され、root権限でもシステムファイルが変更できなくなり、カスタマイズ系のアプリが軒並み弾かれるようになって当時物議を醸しましたね。僕は当時メイン機にYosemiteを飛ばしてEl Capitanを入れたのですが、アイコンのダサさが受け入れられず、rootlessをオフにして一部のアプリアイコンを置き換えてた覚えがあります。結局それ以降面倒になってアイコン変える事はなくなりましたが、やっぱり以前のアイコンに戻して欲しい。

macOS 10.12 Sierra

2016年9月リリース。名前の由来はシエラネバダ山脈から。iOSやwatchOS、tvOSと合わせる形で名前がOS XからmacOSに変わりました。

このバージョンではとうとうSiriがMacに搭載されました。2011年にiOS 5を搭載したiPhone 4Sで使えるようになってから約5年、とうとうMacでも利用できるようになりました。とはいえ、iOSと比べてあんまり使う機会ないし、そこまで便利でもないし、僕はオフにしてますが。

Apple WatchでMacのロック解除ができるようになったのは便利。だけどたまにうまく動作してくれず、結局パスワード入力した方が速いじゃんってことが多いので、もっと安定して動作するようにして欲しいですね。

ユニバーサルクリップボードとピクチャ・イン・ピクチャ(PiP)も便利でよく使っています。ところで、昔10.4 TigerあたりでDVDプレイヤーがDockにしまった状態でも映像を見れるようになってましたね。PiPの前身とでも言えるでしょうか。とはいえとっても見づらかったし、いつの間にか廃止されてましたが。

macOS 10.13 High Sierra

2017年9月リリース。名前の由来はシエラネバダ山脈のより標高の高い地域から。WWDCでSierraをより完璧なものにするといった形で紹介されましたが、どうもそうはいかず、なかなかうまくいかなかったOSです。

目立った新機能の追加などはなく、APFS・HEVC・HEIF・Metal 2への対応など主にパフォーマンスを改善する機能追加が主でした。

問題だったのは、システム環境設定でパスワードを入力せずに管理者権限を得られるバグが見つかった事。同時期にリリースされたiOS 11がバグだらけだった事もあって、当時Appleのソフトウェアに対する品質が疑問視されました。

ちなみに、MojaveからMetal対応が必須になり、NvidiaがMac用ドライバの開発をやめたため、High SierraがNvidia製外部GPUを使える最後のOSとなります。ディープラーニングとかにMac使ってる人はHigh Sierraのままなのかな?

macOS 10.14 Mojave

2018年9月リリース。名前の由来はモハベ砂漠から。目玉機能としてダークモードに対応しました。

ハードウェア要件にMetal対応が必須となり、OpenGLとOpenCLが非推奨になりました。それによりAppStoreのMac向けゲームが一部配信されなくなり、Mac対応のゲームが減ることが懸念されました。

macOS 10.15 Catalina

2019年10月リリース。名前の由来はサンタカタリナ島から。Catalystがサードパーティーのアプリでも利用可能になったのですが、それに対応するためかシステムのサイズが肥大化しました。

iTunesはミュージック・Podcast・Apple TVアプリに分離され、iOSデバイスの管理はFinderから行う形になりました。ですが、Windows版のiTunesはまだ残ってます。それに対し、今までMacからだとブラウザのiCloudからしか使えなかった「iPhoneを探す」・「友達を探す」アプリが「探す」アプリになって標準搭載されるようになりました。

SidecarでiPadがサブディスプレイになるのは便利で、しかもワイヤレス接続でもDuetとかと比べて動作が速く軽い。ただ、外出時にMacbookとiPad両方出すのが面倒であまり使ってない気がする。

ちなみに、Catalinaで廃止されたものも多く、ジョブズが10.4 Tigerで堂々と披露していたDashboardはCatalinaで廃止されました。まあ最後の方標準でオフになってたし、全然メンテナンスされてなくて、クリーンインストール状態でも?マークになって使えないDashboardアプリが多々あったし、通知センターのウィジェットが使えるようになって存在意義がなくなってたしね。

あと、32bitアプリが完全に動作しなくなりました。それにより64bitに部分的にしか対応していなかったCarbon APIやQuickTime 7ライブラリは使えなくなり、AppStoreから32bitアプリが軒並み削除されました。ちなみに、この影響でWineが動作しなくなって僕はちょっと困ったことがあった。

その他、CUIアプリ関連が見直しされました。10.3 Pantherから導入されたBashですが、OSSのライセンスの関係でずっと古いバージョンのままだったのが、Catalinaでzshになりました。その他に古いバージョンをずっと同梱していたスクリプト言語のランタイムなども、互換性のためCatalinaには入っていますが、将来同梱しなくなることが決定されてます。

11以降

WWDC2020で発表されたBig Surから20年ぶりにメジャーバージョンが上がりました。とはいえ、カーネルは今までのOS Xと同じDarwinですし、デザインの大幅な変更とApple Silicon対応によるAPIの見直し、iOSなどとの親和性を高めるなど色々あってバージョニングの法則変えるにはタイミングが良かったんじゃないかと。

WWDC2005でIntel CPUへの移行を発表する際、Transitionsの項目でジョブズが「OS X is the most advanced operating system on the planet and it is set apple up for the next 20 years.」って言ってるけどこれは関係あるのかな?

macOS 11 Big Sur

デザインが大幅に変わりました。見た目だけでなく、システムサウンドなども大幅に変更されています。ただ、正直言ってYosemite以上にやばいデザインだと思うのですがどうですか?シンプルさを求めた結果、視認性が悪化している感じがします。

「ジョナサン・アイブ氏が雑誌の表紙デザインを手掛けたら」っていう記事が3年ほど前にありましたが、それに対してThe Vergeが「アイブ氏の雑誌の表紙デザインは、中に何が書かれているかを知らせる最も基本的な機能が欠けており、インタビューが掲載されていることすらわからない」とコメントしていたのを思い出しますね。ほんと、最近のAppleのデザインは昔と比べて機能性に欠けていると思います。

アイコンはそこまで悪いとは思ってません。FaceTimeやメッセージ、AppStoreのマークの下にある影がちょっとしつこいかなって思う程度です。まあ、もちろんMavericks以前のアイコンの方がよっぽどいいですけど。

やっぱり全体的な視認性の悪化が僕的に気に入らないですね。単純にメニューの文字が見にくい、ツールバーのボタンがボタンだと判別しにくいといった問題です。あと全体的にボタンや文字の配置のバランスが悪い気がするんですよね。もちろん記事執筆時点でBig SurはまだBeta 3なので正式版ではもっとマシになってるとは思いますが。

コントロールセンターやウィジェットなどはとても便利なので素直に嬉しいですが、やはりデザインがダメだと思う。なんでこう、デザインを新しくする度に悪くなっていくんだろうか。Windowsだって7のデザイン良かったのに10でクソダサいアイコンになるしさ。よくモダンなデザインとか言ってるけど、僕からすると単なるデザイナーの暴走にしか思えない。

スポンサーリンク

あとがき

歴代のMac OS Xを色々見てきましたけどいかがだったでしょうか。その2はデザインに関する文句が多くて申し訳ないとは思ってますが、どうしてもフラットデザインが気に入らないのです。最近は慣れたので使ってますけど、やっぱり以前のデザインの方が良かったと思っています。何かの拍子に再びスキューモーフィックデザインが流行って、間違いでもいいから以前のデザインに戻ったりしないかな・・・

僕の思い出などもちょくちょく語ってましたが、こんな記事を最後まで読んで下さった方々にもOS Xに関する色々な思い出があると思います。もしそういうのがあればコメント欄やTwitterなどで教えていただけると嬉しいです。

スポンサーリンク

コメント

投稿されたコメントはありません

名前

メールアドレス(任意)

コメント

関連する投稿
NO IMAGE

rsyncでHDDを定期バックアップ

NO IMAGE

sshuttleがCentOS 7のサーバーに接続できない時の対処

NO IMAGE

[C++]文字列を任意の文字列で分割する

iMac 5K 2019 VESAモデル届きました

ANYCUBIC MEGA-Sにカスタムファームウェアを導入する

BuffaloのSSDを小型化してみた