PYNQ-Z2初期セットアップ
https://pynq.readthedocs.io/en/latest/getting_started/pynq_z2_setup.html
公式のガイドがあるのでPYNQ使うような人はこんな記事いらないと思うけど、一応残しておきます。
必要なもの
- USB電源
- microUSBケーブル
- microSD (最低8GB)
- LANケーブル
- ※LAN環境(DHCPが使えること)
※LAN環境がなくてもパソコンのEthernetポートに直接繋いで使うことができます。しかし、その方法はここでは書かないので、公式のガイドを参照してください
起動用microSDの用意
イメージのダウンロード
4月3日現在、PYNQのサイトからダウンロードしようとするとXilinxのサイトへのログインを求められます。
しかし、TULのサイトからならそのままダウンロードできるので、こちらを使いましょう。
http://www.tul.com.tw/ProductsPYNQ-Z2.html
下の方にスクロールするとダウンロードリンクがあります。最新版(現2.5)をダウンロードしましょう。
書き込み
ダウンロードしたファイルを解凍するとimgファイルが出てくるので、こちらをmicroSDに書き込みます。
Raspberry Pi用にRaspbianのイメージをSDに書き込むのと同じ要領でOKです。
microSDカードのマウントを解除してから、
sudo dd if=/path/to/pynq_z2_v2.5.img of=/dev/rdiskN conv=sync bs=1m
ddでmicroSDに書き込みます。ifはダウンロードしたimgファイルのパスを、ofはmicroSDのデバイスファイルを指定します。ofはmacOSなら/dev/rdiskN
(Nは数字)、Linuxなら/dev/sdX
(Xは小文字アルファベット)のような名前のはずです。
起動
- ①のジャンパーピンがSDになっていることを確認
- ②のジャンパーピンがUSBになっていることを確認
- ③の位置、基盤の裏側にmicroSDカードスロットがあるので、用意したSDを挿入
- ④のmicroUSB端子に電源を繋ぐ
- ⑤のEthernet端子で有線LANに繋ぐ
- ⑥のスイッチをON
ブラウザからPYNQにアクセス
PYNQはルーターに繋ぐとDHCPからIPアドレスを取得します。PYNQに接続するときはそのIPアドレスが必要になるのですが、PYNQには画面がないので直接確認することができません。
そういう時はarp-scanを使うと便利です。
LAN内のデバイスをスキャンして、MACアドレスとIPアドレスを表示してくれるのに加えて、MACアドレスからデバイスのメーカーを推測してくれます。
PYNQ-Z2の場合はC.P. Technology Co., Ltd.
というメーカーで検出されました。これでIPアドレスが分かるので、あとはブラウザからhttp://192.168.X.X
といった形でPYNQにアクセスしてください。
無事接続できるとログイン画面が出てくるので、初期パスワードのxilinx
でログインしてください。
Jupyter Notebookが開ければ無事セットアップ完了です。
チュートリアル
getting_started
ディレクトリ内にチュートリアルが存在するので、ここから勉強するのがいいでしょう。
base_overlay_video
ではHDMIのバッファを直接操作するのですが、なかなかPCでは出来ない事なので結構楽しいです。
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